「海の日記念」 第4回相模湾 江ノ島・葉
2008年7月21日:江ノ島ヨットハーバー
帆走指示書
1)
適用規則
本レガッタは、国際セーリング競技規則(2005〜2008)、日本セーリング連盟規程およびこの帆走指示書を適用する。
2)
参加資格
レース公示による。
3)
参加者への通告
参加者に対する通告は、大会本部(1階レース運営室)に設けられたレガッタの公式掲示板に掲載されるか、
又は艇長会議の際に通告する。
4)
帆走指示書の変更
帆走指示書の変更は、艇長会議以前に大会本部掲示板に掲示し、艇長会議の際に通告する。
5)
陸上で発せられる信号
5.1 陸上で発する信号は、08:00〜17:00の間にクラブハウス2階テラスのフラッグポールに掲揚される。
5.2 AP旗が陸上で掲揚された場合、レース信号AP中の「1分後」を「20分以降」と置き換える。
6)
レース日程は次の通りとする。(実施:1レース)
艇長会議 (1階レース運営室前) 09:30
レーススタート予告信号 10:55 (第3グループ)
11:05 (第2グループ)
11:15 (第1グループ)
表彰式(予定) 15:30 (予定)
7)
グループ旗
第1グループ : 赤色旗 (YN86以下の艇 トラピーズ艇)
第2グループ : 青色旗 (YN109〜87の艇 シングルハンド、普通、トラピーズ艇の一部)
第3グループ : 黄色旗 (YN110以上の艇)
各グループはレース委員会支給のグループ別リボンをセールのピークに取り付けなければならない。
第3グループ(YN110以上の艇種)は、中間のゲートマーク部で折り返して江の島へもどる。
8)
レースエリア
レースエリアは“A海面”から鎌倉・逗子・葉山沖とする。
9)
コース (コース図参照)
(1)
江の島沖スタートラインから、風上1km以内に第1マークを設置する。葉山沖に第3マーク(回航マーク)を設置する。
第2マーク(稲村沖、ゲートマーク)は第1マークと第3マークを結んだ線上の中間点に設置される。第1マーク回航し
葉山方面に向かい、必ず第2マーク(マークと運営艇の間)を通過してから葉山の第3マークへ向かう事。
(2)
第1マークと第2マークの間、および第2マークと第3マークの間に各々2箇所にコース方向を示すオレンジ色
の案内ブイを等間隔で設置する(案内ブイの間隔および形状はコース図を参照)
(3)
葉山の第3マーク回航後は江ノ島方面へ向かい、必ず第2マークのゲートを通過して江ノ島沖の第1マーク
(フィニッシュライン)へ戻る。
(4)
風向により、第1マーク回航は「時計周り」或は「反時計回り」になる。回航方向はスタート時に本部艇に示される。
第3マーク回航は、「反時計回り」である。
(5)
コースの短縮は次の要領で行う
@
第3グループがスタート後50分間経過後に、第2マークボートにL旗を掲揚し、「1マークへ戻る」をボートに
掲示する。この時点で第2マークへ達していない艇は、第2マークを反時計周りに廻航して江ノ島のフィニッシュライン
へ戻る事。
A
風速によって、葉山の第3マーク回航後の第2マークでフィニッシュを取ることもある。この場合、
第2マークの運営艇にS旗を掲揚する。
10)
マーク
第1,2,3マークは1,2,3の表示されたオレンジ色の長い円筒形のブイである。白い布の帯に数字でマークナンバーが示される。
1,2マークの間および2,3マークの間に設置されるコース方向を示す案内ブイはオレンジ色の円筒形であるが、マークの
ブイより高さが半分(短い)で直径が大きい形状(寸胴)を使う。
ゲートマークで折り返しの艇種(第3グループ)は、ゲートを越えた位置にある黄色のマークを反時計回りで回航し
、江の島方面へ戻る。
11) スタート
@
スタートはレース・コミッティーボートのオレンジ色の旗を掲げたポールとアウターマークの間とする。
スタートおよびリコール信号は、スターボードの端となるレースコミッティーボートから発せられる。
A
レースは、規則26に従いスタートする。
予告信号掲揚(5分前) グループ旗(掲揚) 音響1声
準備信号掲揚(4分前) P旗またはI旗または黒旗(掲揚) 音響1声
準備信号降下(1分前) P旗またはI旗または黒旗(降下) 音声1声
スタート グループ旗(降下) 音響1声
B
準備信号がまだ発せられない艇は、スタート・エリアから離れ、準備信号が発せられたすべての
艇を避けなければならない。
C
スタート信号から9分以内にスタートできなかった艇はDNSとされる。
12) リコール
@
リコールの場合には、『X旗』が音響1声と共に揚げられる。スタート信号から9分以内に正しい
スタートできなかったヨットは、OCSとみなされ、13)項の5%ペナルティーを所要時間に加えられる。
A
ゼネラルリコールは第1代表旗が音響2声と共に揚げられる。この信号が発せられた時には、
新しい予告信号は第1代表旗が降下した1分後に音響信号1声と共に揚げられる。
13) 5%ペナルティーの実施
リコールを解消しない艇(OCS)に対しては、フィニッシュした所要時間に対し、5%の時間を
ペナルティーとして加えた時間で修正時間を計算する。
14) フィニシュ
フィニシュ・ラインは、第1マークとレース・コミッティー・ボートのオレンジ旗を揚げたポールの間とする。
フィニッシュ・ラインを設定するコミッティー・ボートは青色旗を揚げる。フィニッシュは第2マーク方向から
フィニッシュラインを横切る事。
15) タイムリミット
タイムリミットは第3グループスタート後160分とする。それ以前にスタートしたグループのタイムリミット
は第3グループのタイムリミット時刻と同一になる (本レースは艇速の異なる艇が参加するオープンレースに
より第35条の適用を修正する)
16) レース中止、再レース
@ レースの中止再レース(海上待機) N旗と音響信号3声
A レースの中止陸上にて次の指示 N旗とH旗と音響信号3声
B レースの延期陸上にて次の指示 AP旗とH旗と音響信号3声
17) 抗議
抗議は大会本部で入手し得る書式に記入し、最終艇がフィニシュ後1時間以内に大会本部に提出しなければならない。
18) 得点
@
各ヨットの順位はレース所要時間をヤードスティックナンバーで除した修正時間により決定する。
各ヨットのヤードスティックナンバーは別に掲示する。
A
同一修正時間のヨットは、ヤードスティックナンバーの大きい方のヨットが上位とする。
B
コース短縮をされた艇は走行距離で修正してから修正時間を算出する(ゲートマークを通過あるいは
回航しない艇は順位の対象にならない)
19) 失格に代わる罰則
競技規則44.1.44.2(720度回転の罰則)を適用する。
20) 帰着の確認
出艇、帰着申告書の記入により、出艇及び帰着を確認する。
21) 賞
総合成績第1位から第6位までのディンギーに賞が与えられる。その他、クラス別の賞も用意する。
22) 安全
(1)
参加艇は曳航用のロープ(シングル艇は20m、ダブルハンドは30m以上)を備えていくこと。
ライフジャケットはハーバーより出港し帰着するまで必ず着用していなければならない。
(2)
安全に関する一切の責任は、各参加者に有り、レース委員会の故意、又は作為による事故以外は
レース委員会は責任を負わない。またレスキュー活動は人命救助を目的とするため、艇体を放棄する
こともある。安全の立場から、レース委員会の判断でレースを中止することも有る。
(3)
コース中にある障害物(定置網、蛸壺、刺し網)等は各艇の判断で回避する事。