江ノ島展望台(海抜100m)
Spec:避雷針頂上部高さ 59.8m(海抜119.6m) 灯台部高さ 46.8m(海抜106.6m) 光達距離 46km(民間灯台として国内最大) 展望フロア高さ 41.75km(海抜101.56m) 主要構造 鉄骨造 (パンフレットより抜粋)
今度、海抜確認のためにGPSを持って昇ってみます。

構造的には、塩害を防ぐために主要材をパイプ構造を用い、円筒トラスを構成し、上部を広くして展望スペースを確保した面白いデザインを採用している。建築中は全体が工事のために覆われていたので、既存の展望台に比べてえらく大きい印象を持っていたが、外部の工事部材が取り払われた状態では非常にスッキリした感じがする。
上部構造物周りに、防災無線、携帯電話等のアンテナが配置されているが、デザイン的に目立たない配置となっているところは、清水建設設計者の腕の見せどころだ。
横浜マリンタワーや神戸のタワーなどに比べて構成部材が少なく、透視度が高くなっているのは、当然構造解析計算が容易になっているからだと思うが、計算機の容量が足りなくて、地震が発生したら絶対2階から折れると言われている東京の某私立大学高層校舎建設の頃とは大きな時代の違いを感じる。
2階のサンセットテラスの床材はチークだと思うが、思わずはがして持ち帰りたい衝動を持った。

旧展望台は、昔の落下傘訓練用のタワーだったと言われているが、小学生の頃から下から見上げて、何か不均一な鉄鋼構造で、見る方向から、足の配置がおかしく見えることもあり、かなり苦労して建てたような感じがしていたが、戦後の物の無い時代に建設だけでも大変だったのだろう。とにかく、とても灯台に思えない上部構造だが、不思議なもので、長年見ていると建設当時の反対意見も無くなり江ノ島の風景の一つに溶け込け込んでしまった。夕方江ノ島向かってのセーリングなどで、展望台を含んだシルエットが江ノ島だと誰もが認識していたと思う。新展望台のシルエットに慣れるまでは、結局時間とともに解決するも問題だろう。

コッキング苑跡
「サミエル・コッキング苑」としてコッキング温室遺構が残っているが、明治時代に池が作られ島の頂上にあるところで、水は雨水を使用したのか?不思議に思う。島の頂上にレンガ作りの屋敷があったわけだが、ヨーロッパなどでは孤島に大きな城や修道院があるなど、建設が大変だからとの概念がないからと、明治時代の日本の人件費の安さかな! 藤沢市にも、意外とこんな遺物があったのかと感心した。

開園式で、江ノ島は江戸時代から観光地として栄え、江ノ島を含む相模湾の風物が浮世絵等で知られている云々の挨拶もありましたが、江ノ島は「弁財天」も有名ですが、やはり「弁天小僧」も世間一般では・・・と感じました。「岩本院の稚児上がり・・・」で最後にけつをまっくった口上で有名な白波五人男は、泥棒さんだから公式の場では話しづらいでしょうか・・・・
景観
東京タワーの展望台も有料だけれど、なんと展望台より高いビルが廻りにある! 出来た頃は、霞ヶ関ビルも無かったし、ビルの比較は丸ビルが基準だから・・・・・。やはり、今の時代には有料展望台って無理があるように思いました。京王プラザが完成する前は、地震で2階から折れると専門家が言明している某大学のビルが東京で2番でした。
江ノ島の場合はそんな心配は無いけれど・・・・・・・・・・(*^_^*)

写真(2003/4/29
藤沢市のHPにも新展望台の写真アップされています(海からの眺め)


式典:山本市長挨拶

テープカット

カフェ&ギャラリー

マイアミビーチ広場
コッキング遺構

地下室跡

温室跡

昆明市「テキヘキ亭」

昆明市寄贈:孔雀
青銅製の大作です

建設中(新旧展望台)

新展望台


三浦半島を望む

展望台上部

展望台下のテラス
床板が非常に上等!

江ノ島大橋
片瀬川河口

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